寝付きが悪い、眠れないなど不眠症で悩んでいる人に定評のある睡眠薬・ルネスタ。
不眠の症状で病院を受診すると、ルネスタが第一選択薬としてよく出されています。
ハイプナイトはルネスタのジェネリック医薬品のため、効果は同等で人気のある睡眠導入剤です。
実は海外製の医薬品であり、日本では出回っていない薬なのです。
海外ではルネスタのジェネリック医薬品が多く存在し、個人輸入をすると入手できるそうです。
病院で処方される薬の方が安くすみますが、薬を多く持っていたい人や病院に行く時間が無い人などが多く利用しているようです。
今回は、海外製のルネスタ・ジェネリックについて紹介します。
海外製ルネスタのジェネリック薬とは?
ルネスタは2012年にアモバンという睡眠薬を改良して作られた薬です。
超短時間型の睡眠薬で、非ベンゾジアゼピン系に分類されます。
即効性があり薬のキレが早いので、入眠障害に悩んでいる人にピッタリの睡眠薬。
ジェネリックとは、新薬の特許が切れた後に製造販売される薬です。
新薬と同じ効果があり、厳しい基準や規制をクリアしています。
開発にかかる期間が新薬と比べ短い分、費用が安く済むため安価で作ることができます。
海外製のルネスタのジェネリック医薬品を紹介します。
ハイプナイト
ルネスタのジェネリック医薬品として、もっとも知名度が高いハイプナイト。
インドの製薬会社・コンサーンファーマ社が製造販売しています。
2001年に創業した比較的若い製薬会社ですが、WHOのGMPを厳守。
製造・品質管理基準を守ることで、質の高い製品を製造しています。
肺ップナイトの他にも150種類を超える製品を開発し、幅広い病気の治療に貢献しているグローバルな製薬会社です。
剤形は乳白色の円形で、成分の含有量によって1mg・2mg・3mgと選べる3種類。
不眠の症状によって、薬の量を変える事ができます。
エスゾピック
エスゾピックは、フィリピンのマリキナにある製薬会社・ロイドラボラトリーズが製造販売を行なっています。
アメリカやシンガポールに営業所がある大手製薬メーカーです。
アメリカの政府機関・FDA(食品医薬品局)や、WHO(世界保健機関)から認定を受けた商品も製造している有名な会社なのです。
剤形は水色・円形で、2mg・3mgのラインナップがあります。
ソクナイト
ソクナイトは、インドに本社を構えるレクメズ社が製造販売を手掛ける睡眠薬です。
レクメズ社は製品を世界中に輸出しており、輸出国に合わせた商品開発を行なっているのが特徴。
日本向けに作られている製品は、現地の日本人スタッフが関わっています。
・錠剤のサイズが小さく飲みやすい
・切り離しやすいPTP包装
などさまざまな工夫がされています。
日本人が開発に関わっているのは、安心できますよね。
剤形は白色で円形、2mgのみの展開です。
フルナイト
フルナイトはインドの製薬会社・サンファーマが製造販売しています。
世界150ヵ国以上で2,000種類もの製品を製造販売している、グロ―バルな大手製薬会社です。
フルナイトの他にもED治療薬や抗生物質など、さまざまな医薬品のジェネリックを手掛けています。
剤形は白色・円形で、成分の含有量は2mgです。
海外製医薬品を個人輸入する際の注意点
上記で紹介したルネスタのジェネリック医薬品は、海外製の睡眠薬です。
海外製の医薬品は、個人輸入で手に入れることができます。
しかし注意すべき点が多く、危険にさらされる可能性があるのです。
日本には、医薬品副作用被害救済制度があります。
医薬品を正しく使用したにもかかわらず副作用が重篤で入院治療が必要となった時に、医療費や年金などの給付を行なう公的な制度です。
引用元:医薬品副作用救済制度(https://www.pmda.go.jp/kenkouhigai_camp/general01.html)
海外製の医薬品を個人輸入した場合、医薬品副作用被害救済制度が適応されなくなってしまうのです。
個人輸入は法的には認められていますが、救済制度が適応されないため自己責任となっています。
病院に行かなくても処方箋が購入できるのは助かりますよね。
病院に行く時間がない人には自宅に薬が届くのは便利です。
病院によっては精神科で睡眠薬を処方されるので、人目が気になるという人もいるのではないでしょうか。
海外製の医薬品は個人輸入で購入できますが、医薬品の副作用や救済制度が使えないなどのリスクがあることも頭に入れておきましょう。
いかがでしたか?
今回は、海外製・ルネスタのジェネリック医薬品についてお話ししました。
通販で睡眠薬が購入できるとは、便利な時代になりましたね。
医療関係者としては、個人輸入はオススメしませんが購入を考えている方はリスクをしっかり知りましょう。